山陰・京都北部に行ってきました。その1
大した目的もなく、行先も決めずに、ぶらっとオートバイに乗ってきました。
OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ
兵庫・竹野海岸付近
大した目的もなく、行先も決めずに、ぶらっとオートバイに乗ってきました。
京都より山陰方面に向かうのには国道9号線を走ることが最短であるが、9号線は交通量が多く道も単調。
福知山を超えた辺りで菜の花畑に出会う。
兵庫県養父市で、国道9号線より県道に入り、内陸部を縦走。
若杉高原へと向かう山道は徐々に標高を上げ、道路脇には残雪が姿を現す。
若杉高原から戸倉峠へ向かう途中の集落で。
住居の屋根にはどっさり雪が積もっていて、家屋は今にも押しつぶされそうに見えた。
福知山市内では10度あった気温も、このあたりでは3度。
向かい風は凍てつくように冷たく、冬用グローブをしていても指先がジンジンと痛かった。
国道29号線、戸倉峠付近。国道沿いを流れる川の水量は多く、川の流れはとても激しい。
路面も常にウェット。スリップに気を付けながら、ゆっくりと走り抜ける。
戸倉峠を超えると路肩の雪もなくなって、気温も上がってきました。
途中、若桜鉄道の若桜駅に寄り道。
若桜駅は木造駅舎で登録有形文化財に指定されています。
構内には蒸気機関車が展示されていて、有料で見学することも可能。
僕は駅前のスーパーで昼ご飯のパンとコーヒーを買って、それを食べながら、遠目で駐車場から眺めました。
若桜駅を後にして国道29号線を北上すると、路肩のあちらこちらで梅が咲いていました。
国道と並走するように流れる八東川の土手には菜の花が咲き乱れていました。
春に彩られた道の上をオートバイで走り抜ける事の快楽、そして愉悦感。
これだからオートバイはやめられない。
若桜駅より5つ目の駅、「隼駅」
なんとかっこいい名前の駅。
実は、芸能人でバイク海苔の田中要次さんがTV番組でレポートされていたのを見て、前から一度訪れてみたかったのです。
ここはその名前から、suzukiのハヤブサ海苔の聖地になっていて、8月に行われる隼駅祭りには数百台のバイク(すべてがハヤブサかどうかはわかりませんが。)が集まるそうです。
構内にはハヤブサのポスターが沢山張られていました。
市販車で初めて時速300km/hをマークしたモンスターバイク、僕の憧れです。
僕が駅舎前で写真を撮っていると、中で休憩していた郵便局員さんに声をかけられました。
若桜鉄道では期間限定でSLを走らせているらしいのですが、SLは現時点では不動車両で、実は後続車両がSLを押しているのだそうです。
反対に走る場合は引っ張ることになるのだとか。
「集客が見込めれば、お金をかけてSLをちゃんと走るように整備するようになるんだけどね。」とおっしゃっていました。
智頭の上町坂を目指していたけれど、道に迷ってどこを走っているかわからず、薄暗い峠で往生しました。
ツーリングではよくあることです(笑)
この日は一日曇天でしたが、恩原ダム付近でようやく日が差し始めました。
今夜の宿泊地、関金温泉に向かって最後の峠、人形峠を越えました。
このあたりの集落もまだ、雪に埋もれていました。
日もどっぷり暮れた頃、予約していた宿に到着。
到着してすぐに温泉で冷えた体を温めます。時間が遅かったせいか貸切状態で、ゆっくりつかることができました。
その後は倉吉のスーパーで買った惣菜を集めて自炊。
それを、たまたまTVでやっていたオウム真理教のドキュメントを見ながら食べました。
それにしても一人でスパゲッティ300gは多かった・・・。