旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

雄島に行ってきました。その1

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RICOH GXR/GRレンズ50ミリ
雄島 2014.9

雄島に行ってきました。その2

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昨年のちょうど今時分、僕は福井県坂井市にある雄島に行きました。
雄島は越前海岸では最大の岩石島で、散策路は周囲2kmくらい。写真を撮って歩いても、1時間かからないくらいでした。

雄島へは安島漁港と島の間にかかる雄島大橋を渡ります。
朱色の雄島大橋は近年塗り替えられたものなのか、腐食なども一切なく、とてもきれいな橋でした。

雄島自体が信仰対象である為、特別な手入れはされていないそうですが、僕にとってはそれが良かったです。
観光地にありがちな、過剰なまでの案内板、目障りな宣伝看板、毒々しい色彩の幟などは、はっきり言って景観破壊だと思っていますから。

また雄島は心霊スポットとしても有名だそうですが、僕が訪れた日は天気も良く波も穏やかでした。
島の周囲は海蝕によって切り立った崖になっている他、足場はゴツゴツとした流紋岩により少し歩きにくいので、観光客は皆不安定な姿勢で慎重に歩を進めては、時折立ち止まって海を見ていました。
僕はいくつかの段差を越えて突端まで行き、そこに腰を下ろし足を投げ出しました。直下に見える波は荒々しいのですが、それとは反対に、海から吹く風はとても優しく心地よいものでした。

雄島を一周して雄島大橋を渡る際、対岸の安島漁港を見た時に、僕の大好きな本の一つである、安西水丸さんの「スケッチブックの一人旅」で描かれていた安島漁港のイラストを、ふと思い出しました。

雄島に行ってきました。(了)


RICOH GXR/GRレンズ50ミリ・28ミリ
雄島 2014.9