旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

いい道具

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#2670

近頃はOM-D EM-1に、このM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを付けて持ち出すことが多いです。

望遠レンズは柄が大きく、オートバイで持ち運ぶのも面倒だった事もあり、ずっと敬遠してきましたが、このレンズは35ミリ換算で80-300ミリにも関わらず、重量は1kgをきっていて、インナーフォーカスにより全長が伸びたりしない為、非常にコンパクト。
このレンズの存在を知るや否や、急いでこのOM-D EM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40ミリ F2.8 PROとセットで購入しました。

それからはどこへ行くのにも必ず、このレンズを携帯しています。先の記事で、京都スナップや能登半島の旅、おにゅう林道ツーリング、御稚児さんなど状況を選ばず活躍してくれています。
つい最近では、これをたすき掛けにして、とびしま海道を70kmほどサイクリングしてきましたが、全く苦にはなりませんでした。もちろん、カメラバッグにもすっぽり収まりますが、オートバイに使うウエストバッグにまで入ってしまうコンパクトさ。それほど携帯性が良いということですね。

加えてカメラ本体と同じ防滴防塵。この機能も天候に左右されやすいオートバイでのツーリングでは欠かせないものです。
一応、雨には気を使っていますが、そこは雨男なもんで、もう何度も濡らしてしまっています。(苦笑)

写りはもう、僕がどうこう言えるレベルではないくらいに満足しています。(今のOLYMPUSのレンズって、とても描写が繊細でコントラストもきつくないですし、僕は大好きです。)
勿論フルサイズに比べると、ボケ量などは比較にならないかもしれませんが、形が残る程度のボケの方が好ましく思う場面もありますし、結局は使用用途の問題ですから、僕にとっては何の問題もないように思います。
カメラに限らず、道具は何を使うかも大切ですが、「どう使うか」も重要ですよね。

このカメラとレンズを手にしてから、また一つ、写真を撮る楽しみが増えました。
いい道具って、本当に人生を豊かにしてくれます。



RICOH GXR/GRレンズ28ミリ

旅で使うお気に入りの道具たち

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#3106

ライカM6

 GXRやOM-Dなど、写真がデジタル中心になって、ここしばらくは防湿庫に眠っていたのだけど、今はずっと一緒。
 レンジファインダーだから、一眼レフに比べると少々構図が甘くなったりする事もあるけれど、自分が思っていた仕上がりより良かったりする事もしばしば。「余計なものを入れて構図をとる。」という妙をライカで覚えた。

 僕の場合はツーリングでのいい道具としてライカをとらえている。その理由はツーリング先で迅速に写真が撮れる事。

 ツーリングではサングラスが必要だけど、サングラスを付けたままでも撮影が可能。(二重像の合致がしやすい。液晶画面がないのでホワイトバランスや露出補正に悩む必要がない。というか悩めない。)
 また、単焦点のコンパクトなレンズのおかげで、そのまま専用のカメラケースに収納し携行できる。という事は埃を気にせず、たすき掛けにしてオートバイに乗ることが可能。肩ひもを短くしておけばぶらぶらしないし運転にも干渉しない。結果、車上からも迅速に写真が撮れる。

 要はいちいちサングラスを外したり、パニアケースからカメラを出し入れするのも面倒な僕にとっては、とても都合のいいカメラと言うわけです。

 もし転倒した時は目も当てられませんが。


ベルスタッフのトライアルマスター

 僕のベルスタッフは1980年代のイギリス製。全体的にタイトなシルエットと長い袖丈、現在のイタリア製に比べてコットンが肉厚なところが気に入っている。

 ライディングジャケットとしては寒いと言われるけれど、基本的なレイヤリングさえしていれば(化成繊維+インナーダウン+ウインドストッパー、あとは自分のミートテックで勝負)それほど寒いとは思わない。
 長らくライダースを着用してきたが、カメラを持ってのツーリングでは、動きやすく街にも溶け込みやすいこちらに分があるように思う。ポケットも一杯ついているので、露出計やフィルム、煙草、携帯と詰め放題。(やっぱりものぐさな僕)

 オイルドコットンなので多少の雨なら弾くと言われて購入したが、すぐに浸水する。近々オイルアップ予定。


OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル40-150ミリ

R100RSの事

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#478
2010.4 明日香村にて

ほんの短い間の付き合いでしたが、僕には忘れられないオートバイがあります。
それは今現在乗っているオートバイのひとつ前に乗っていたR100RSです。

2006年、真夏の夜の中央自動車道。ここでは書けないスピードでの長い長い持久走(意地の張り合い)の末、当時の僕のオートバイを置き去りにした一台のオートバイ。
それがBMW R100RSとの出会いでした。

別に恋い焦がれたというわけではありませんでしたが、8年間乗っていたオートバイが車検を迎えたタイミングで、偶然綺麗なRSの中古車を見つけました。ピカピカに磨きこまれたショールームのRSを見た瞬間、その時の事が甦り、興味がむくむくと湧きだして頭から離れなくなってしまいました。

2010.4にRSを購入し、その年の9月まで乗りましたが本当にいいオートバイでした。

#479
2010.4 明日香村にて

#532
2010.5 能登半島 大沢集落にて

2バルブOHVのエンジンはフラットなエンジンフィーリングで、4サイクルDOHCのエンジンほどアクセルワークに敏感ではなく、ゆったりとした気持ちで運転することが出来ます。何よりも縦置きのクランクシャフトの振れ、スライドするプッシュロッドの動きなど、メカメカしい振動が心地よく感じられ、ただ乗っているだけで楽しかったです。

「スピードを出さなくても楽しい。」

それまで4サイクルのDOHCエンジンにしか乗った事の無かった僕にはカルチャーショックでした。

またRSには鉄仮面と呼ばれる大きなカウルがついていて、このカウルの効果は絶大でした。
5月初旬に能登半島へとツーリングへ出かけましたが、夜中のSAで、休憩が一緒になったW650のライダーはあまりの寒さにひざを抱えてうずくまっていたのにたいし、僕はトイレを済まし、煙草を一本吸ってそのまま走り出した記憶があります。また、帰りの高速上で雨に降られましたが、グローブ以外は全く濡れませんでした。

疲れにくいエンジン特性と防風効果の高いカウル。
この2つの特性が合わさる事で体力の消耗は極めて少なく、この時の走行距離は日帰りツーリングで約1000km。
僕自身、初めての経験でした。

#504
2010.6 福井県武生にて

RSを手に入れてから、京都にある自宅から伊勢志摩までの夜勤明け半日ツーリングや、3時間で福井の越前そばだけ食べて帰るツーリングなど走行距離がどんどん増え、半年で6000kmを超えました。

いつかの僕を置きざりにしたRSを思い出しては、にんまりとしながら「こりゃ反則だろ。」とつぶやかずにはいられませんでした。

良い事ばかり書いてきましたが、勿論悪い面も多々あります。

この類のオートバイは発売して30年以上たっていますから、あちこち修理が必要な状態でした。購入初期は色々な個所からのオイル漏れや電装系の不良に悩まされました。
エンジンは「正常でも1000kmで1Lのオイルを消費する」と言われ、実際にもオイル消費は激しく、キャップを空けたらオイルが殆ど入ってなかったという事もありました。

防風効果の高いカウルと書きましたが、初夏の頃には、その防風効果が仇となってエンジンからの熱を逃がすことが出来ず、随分と暑い思いをしました。ツーリング仲間がライダースを着て走っているのに僕はロンT一枚で、まだ暑いという感じでした。

でもそんなことは可愛いもので、僕が一番悩まされたのがウォブリングでした。

シミー現象とも言いますが、要はハンドルの振れです。
ステムベアリングの不良によるものか、タイヤの摩耗によるものか、いまとなっては不明ですが、とにかく走行途中にハンドルがものすごい勢いで振れ出します。
個体差はあるようですが、これもこのオートバイの欠点として上げられます。

国産車でも経験したことはありましたが、それとは比べようもないくらい振れます。「振れる」と言うよりも「暴れる」と言ったほうが良いくらいで、走行中に振り落とされるんじゃないかという怖い思いを何度もしました。

これは大げさではありません、この感覚は味わったものしかわからないと思います。

#711

2010.9、初めて行った東北でこのウォブリングが出てしまい、殆ど走る事が出来きませんでした。度重なるウォブリングに悩み疲れていたことが影響したのか、一瞬の判断ミスで軽自動車との衝突事故にあい、RSは廃車となってしまいました。
RSは全損だったのに僕は思いのほか軽傷だったので、職場の人間からは「お前は不死身か!」とビックリされました。
今思えばあの鉄仮面のようなカウルが僕を守ってくれたのではないかと思っています。

RSとは購入からたった6か月の付き合いでしたが、RSから2バルブOHVの乗り心地を知って、今現在の相棒を購入するきっかけになった事は間違いありません。

トレックフィールドのISDEウエストバッグ

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#3309

人によるのかもしれないけれど、僕の場合は一度オートバイを発進させてしまうと停まるのが面倒になってしまうので、よほど「あ、いいな。」と思う情景に出くわさない限り、立ち止まることも無いし、休憩もしない。トイレも我慢してしまうタチだ。
そんな非常に面倒くさがりの僕が、色々面倒なことが多いオートバイに乗って写真を撮っていること自体おかしな話なんだけど(面倒くさがりなのに面倒なことが好きという矛盾した性格。究極に面倒な性格なのでしょうね。)、一番の面倒な種がカメラの携帯方法。

カメラを取り出す際に、たとえばカメラを入れていたのがザックであったりパニアケースであったりすると、いちいち下車して取り出さなくてはいけないので、僕の性に合わない。タンクバッグだとオートバイから降りずに出せるが、タンクバッグは振動がカメラに与える影響が怖くて使えない。

となると、必然的に残された選択肢はウエストバッグ。
だけどウエストバッグにも2つの問題点があって、1つは容量。ウエストバッグ自体、収納にさほど余裕があるわけではないので、カメラの大きさや携帯できるレンズの本数は限られてしまう。
2つ目は安定性。モノによっては、カメラの重みでベルトが緩み落ちそうになったり、破れたりするので、慎重に選ばなければならない。

1つ目の問題点はカメラをミラーレスとした事で、カメラ、レンズ共に小型かつ軽量になったのでクリアできた。
2つ目の問題は、今までアウトドアメーカーからバイクメーカー、もしくは聞いたことのないメーカーまで、色々なウエストバッグを試してきたなかで、唯一解決してくれたのがこのウエストバッグだった。

トレックフィールドのISDEウエストバッグ。
ISDE(オーフロードバイクで6日間にわたり過酷なコースを走り続けるという耐久レース)という冠を頂いている事から想像できる通り、かなりタフな仕上がりになっている。本体はウエストバッグでは見た事の無い厚みのPVCナイロンで作られており、ベルトもかなり厚めの一本ベルトで切れる事が想像できない。ベルトが太いせいかフィット感も抜群。また、このベルトループに付属品のポーチやボトルホルダーを装着する事で、さらに容量を増す。

僕はこのウエストバッグに緩衝材を入れて、OM-Dだったら12-40ミリ、40-150ミリ、RX100Ⅳ、GXRだったら2台と単焦点レンズ3~4本を携行する。大概のウエストバッグはこの時点でずれ下がってくるか、ベルトと本体の接続部分が破れてくるかなんだけど、このISDEウエストバッグに関してはいずれも皆無。なので、さらにガラケー、煙草、地図、メモ帳、水筒なんかを入れている。

購入時は形と色に色気がないところが、唯一の欠点かと思ったけれど、5年間使い込んだことで、汚れ、色褪せてきた様を見るといい感じになってきたかな、と思うようになった。



OLYMPUS PEN-FT/ズイコー38ミリ Kodak ProFoto XL100

カブ、寸景。

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#3449

#3450

#3451

#3452

#3453

職場からの帰宅途中に、カブの後輪がパンクしてしまったので、途中から2kmほど押して歩いた。
いつもは軽い車体で軽快に走るカブも、押して歩くと結構重い。

バイク屋さんに早く修理に持っていきたいのだけど、仕事が立て込んでいてなかなか持っていけない。

普段の生活において、通勤は勿論の事、次男の保育園の送り迎え、近所のスーパー、本屋さん、慢性渋滞の京都市街での買い物に、林道ツーリングからキャンプツーリングまで、本当に幅広い用途に使っているカブが使えなくなり、大変不自由している。

いつもチェーンに注油するくらいで、ほとんどメンテナンスしていないのにも関わらず、文句ひとつ言わずに頑張ってくれているカブの大切さに気付く日々。



RICOH GXR/タムロン17-35ミリ/ノクトン35ミリ/GRレンズ28ミリ
RICOH GRDⅢ
OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル40-150ミリ