旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

和歌山にウィンターキャンプに行ってきました。その1

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3804

キャンプツーリング歴は結構長いんだけど、厳寒期にキャンプをしたのは初めて。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
和歌山 2017.2

和歌山にウィンターキャンプに行ってきました。その2

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3805


冬はオートバイに乗る機会も減って、他に趣味のない僕は家で過ごすことが多いです。
そんな僕が、この寒い時期にオートバイに乗ってキャンプをするきっかけになったのは、暇つぶしで見ていたyou tubeのウィンターキャンプの動画。その投稿者が焚火をしていらしたんですが、暗闇の中で浮かび上がる焚火と火の粉が綺麗で、投稿者の吐く息は白くて寒そうなのですが、とても幸せそうなんですよね。ビールや焼酎をあおりながら、たき火をいじる姿が羨ましく思えました。今までウィンターキャンプはやったことがなかったし、こんな寒い季節にキャンプなんかして何が楽しいんだと思っていたんですが、それが一転、焚火の魅力に憑りつかれてしまいました
それからは毎日の様に色々なウィンターキャンプの動画を見あさる毎日。マイナス10度とかの山の中で、タープ一枚と寝袋だけで過ごすという強者もいて、だったら装備が充実している自分でもできるんじゃないかなと思いました。

初めてのウィンターキャンプとは言え、普段の装備との違いは寝袋を2つにしたくらい。冬用の寝袋は使用頻度が少ない割に高価なので購入せず、3シーズン用の寝袋を2枚重ねて、あとは厚着して対応することにしました。

当日はよく晴れていたのですが、風が強くて道路の気温計は5度以下でした。山間部では更に気温が下がる一方。結構つらくなって「帰ろうかなぁ~。」なんて弱気になっていました。

#3806

乗り手に反して元気なオートバイ。冬は酸素の体積が小さくなって、吸気時にエアクリーナーから沢山の酸素を取り込まれるので燃焼効率が良いらしいです。アクセルが軽く感じて上まで綺麗に吹け上がります。

僕のオートバイは30年選手。そのうち7年を僕と過ごしています。走行距離はメーターが壊れちゃったからはっきりとわからないけれど、メーター1周、10万キロは超えていて(エンジンの状態から見てメーター2周はしているかもしれないとバイク屋さんは言ってた、つまりそれほど程度が悪かった。)、僕が乗ったのは約5万キロ。
昨年、腰上だけOHをしてからは嘘みたいに調子が良くて、まだまだ走れそうです。

#3808

#3807

#3809

京都から三重方面に向かってオートバイを走らせる事2時間と少々。山間部を超えて、熊野灘に出る頃には日が昇り、風も穏やかになってぽかぽか陽気に。

途端に眠気が襲ってきたので、楯ヶ崎近くの漁村の防波堤で小休止。
寝転がって空を仰ぐと、気持ちいいほどの青い空が目に映りました。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
2017.2

和歌山にウィンターキャンプに行ってきました。その3

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3810

熊野灘を眺めながら海岸線沿いの国道311号線をトレース。
適度なコーナーの数とアップダウンを繰り返す、走っていて飽きないルート。

#3811

この日、今年初めての梅を見ました。
その脇には大きなみかんが沢山なっていました。

#3812

熊野市のイオンで食料の調達を済ませ、そのまま国道311号線~169号線経由で渡瀬温泉を目指します。
この169号線は結構な難所で、路面状況が悪く、道も細くて、普通に走るのも大変だったんですが、道路の改良工事が進んでいて道幅も広くなり、いくつもの山をくりぬいたトンネルが出来上がっており、とても走りやすくなっていました。

#3813

北山川と並走しながら、あっけないほどスムーズに渡瀬温泉に到着。

渡瀬温泉にある緑の広場キャンプ場は、僕のお気に入りのキャンプ場です。
理由は歩いていける距離に西日本最大の露店風呂、渡良瀬温泉があるからです。

ただ近年、オートバイの乗り入れも禁止になってしまって、利用しにくくなってきました。
#3814

受付のクアハウスで薪を購入しキャンプ場に着いたら、暗くならないうちにテントを張って、焚火の準備に取り掛かります。
直火は禁止なので、焚火台を使います。僕の焚火台はソロ用のコンパクトなものなので、薪をくべるのには、薪を小さめに切る必要があります。
鉈で縦に裁断し、のこぎりで短めに切り分けます。後は調子に乗ってyoutubeで見たフェザースティックなんて作ってみたりして。

焚火台は火の粉でテントのフライシートに穴が開かないよう少し距離を開けてセット。
焚火台の上で火をおこし、火が安定するまで、その辺の小枝を放りこんだり小さな薪をくべたりしながら次第に大きな薪を投入していきます。そこまで行けたら後はもう適当でも火が消えてしまう事はありません。
昔は火のおこし方がわからずに、固形燃料をたくさん無駄にしたり、ガソリンをかけてみたりで2時間くらい悪戦苦闘していた事がありますが、今はもうお茶の子さいさいです。(キャンプ動画を見ていると何故か着火剤を使う方は少ないですよね、フェザースティックとか作ったりして。こだわりなんですかね?)

#3817

次は夕食を作ります。楽しい夜を過ごすためにはそれなりの下準備が必要です。
普段は簡易的に使用できるカセットボンベを利用したガスストーブを使うことが多いのですが、気温が低いと火力が弱く使い物になりません。
ガソリンストーブをプレヒートして、着火。気温が低くても安定した火力が維持でき、頼もしい限りです。

焚火でご飯を炊いている間に、ガソリンストーブでおかずを作ります。

#3815

今夜は奮発してステーキ。とはいってもオージービーフの安い肉ですが。
マメにマカロニサラダも作ってみました。

焚火を前に一人ビールで乾杯して、黙々とステーキを口に運びます。
ステーキは安いだけあって脂身の少ない固めの肉でしたが、焚火の前で食べているというスパイスが効いて、まずまず美味しかったです。

ご飯を口に運びながら、薪をくべたり位置をを動かしたりしながら、火がゆらゆら踊る姿を楽しみました。
この時期の焚火は本当に暖かくて、心地よかったです。

#3816

焚火が予想以上に暖かくビールの酔いも手伝って、冷えた体はぽかぽか。なんだか温泉まで歩くのが面倒になってしまい、そのままテントに潜り込みます。
ライダースだけ脱いでそれを枕代わりに丸めます。肌着の背中とお腹、靴下の土踏まずの部分に使い捨てカイロをはって、二重にした寝袋にくるまります。

外はフライシートが凍るほどに寒かったですが、寝袋の中はホカホカ。テントの外では猿が走り回っている様子でしたが、それすら気にならない程、朝まで熟睡でした。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
2017.2

和歌山にウィンターキャンプに行ってきました。その4

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3818

キャンプの朝はいつも早起きなんだけど、この日は8時くらいまでぐっすり。
寝袋2枚と使い捨てカイロ4枚の効果で、ぬくぬくでした。
この後寝袋から出るのにはかなりの勇気が必要でしたが・・・。

#3819

朝は、パン。
昨日に少し残しておいた玉ねぎをきざんでシーチキン、マヨネーズ、塩、胡椒とあえます。

#3820

それをパンの上にのせて出来上がり。
簡単でとても美味しい僕の定番メニューです。

#3821

朝食を済ませたらゆっくり荷物の撤収にかかります。
薪が随分と残ったので、リアシートに括り付けて持ち帰ることに。
この時、すでに大きなテントを買って家族でキャンプをする計画をひそかに立て始めていました。この薪はその時に使ってやろうと思いながら。

リアシートは薪に占領されてしまったんで、乗せられない荷物はリュックに詰めます。

#3822

全ての荷物を撤収する頃には、陽が昇り暖かな日差しが降り注いでいました。

注)
前回の記事で緑の広場キャンプ場はオートバイ乗り入れ禁止になったと記述しましたが、今回、キャンプ場の利用者が僕一人だった為、受け付けのおばちゃんの許可(黙認)を得ることが出来ました。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
2017.2

和歌山にウィンターキャンプに行ってきました。その5

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3823

渡瀬温泉から国道168号線を新宮市方面へ少し走って県道44号線へスイッチ。

#3824

この道は山深い和歌山を存分に堪能できるいわゆる「酷道」と言うやつです。細く路面の荒れた道がひたすら延々と続きます。
車での対向は間違いなくできません。

#3825

途中、鎌塚の集落で廃校を発見。

#3826

休憩がてら、中を覗きます。
子供たちが消えた学校は何とも寂しく、すこし不気味でもあります。(特に手前のポスターとか。)

#3827

44号線に入った理由は「裏那智の滝」と呼ばれる宝竜滝を見る為でしたが、土砂崩れで通行止めになっていました。


OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
2017.2