旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

おふさ観音に行ってきました。

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

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7月の日曜日。朝からうだるような暑さで、家族全員が気怠い顔してる。
どこか涼みに行こうかと、僕はおふさ観音を提案すると、嫁さんはすぐに賛成。まだ幼い次男はよくわかってないんだけど「いくいく!」と大はしゃぎ。
だけど長男は「俺、家でお留守番してる。」なんて言う。

少し前から、家族と出掛けるより友達と遊ぶ方を優先するようになって、まぁ親離れなんだろうけど、これはこれで少し寂しい。
「かき氷、買ったるで。」と誘ってみると、長男は少し考えて「風鈴買ってほしい。」と言った。

おふさ観音には何度も来ているので、今更目新しいものはないのだけど、やっぱり夢中になって撮ってしまう。
昨年はOM-Dを持っていったのだけど、優秀なデジタルズイコ-レンズ群では写りすぎてしまって味気ない。
へそ曲がりな僕にはやっぱり1200万画素しかないGXRと、古いズイコーのOMレンズ群がしっくりくる。
これにISO感度を高めに設定して、ノイズをくわえてやるとフィルムライクな写りになって僕好みになる。「じゃあフィルムカメラ使えばいいじゃん。」ってなるんだけど、編集時の諧調のコントロールはデジタルの方がし易いので、いつもフィルムカメラは出番がない。

僕が夢中になって風鈴を撮っている間、次男は柄杓で金魚と戯れ、長男は嫁さんと風鈴を選んでいた。
彼が選んだ風鈴は真っ白な陶器の釣鐘に赤い金魚が描かれたもので、「去年来た時からほしかったねん。」と言った。
風鈴を欲しがるなんて以外やなぁと思いながら「欲しかったら言えばよかったのに。」と言うと「うん、まぁ。」とはにかみながら笑う。

家に帰って、風鈴、どこに付けようという話になって、一番風通しの良い長男の部屋の窓に付ける事にした。

僕の家は狭いマンションなんで、どこの部屋に居ても風鈴の音色が聞こえてくる。

とても軽やかで涼しげな音色だ。



RICOH GXR/G.ZUIKO AUTO-W28mmF3.5