旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

#1854

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#1854
やっぱり旅が好き。
カメラが好き。
オートバイが好き。

ただそれだけなのに、色々ごちゃごちゃしちゃったよ。

今度はゆっくりやります。


Leica M6+NOKTON classic35mmF1.4 FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400

夜の採水所で

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#1857

#1858

#1859

#1860

#1861


奈良を旅した時の話。

夜、山間の集落にある温泉で汗を流して、テントを張ったキャンプ場に帰る途中、美味しいコーヒーを飲むために日本百名水の採水所に立ち寄った。そこで、この近所に住んでいるというおじさんに出会い、なぜか家に招かれることになった。

家にはおじさんの他に誰もなく、僕は静かな部屋の真ん中に置かれたテーブルに座って、おじさんの入れたインスタントコーヒーをすすり始める。と、おじさんは僕に声かけて来た時と同じ調子で、賑やかに話し始めた。

おじさんは水晶収集を趣味にしていて、水晶を求めて全国を回って歩いた時のこと。
その地方の名水巡りをしていて、時には道しるべもなく登山道もない山の中を分け入って、水源を探し当てたときのこと。

「山に一人で入って怖くないのか。」と僕が問うとおじさんは、「生まれは白山でマタギのような生活をしていたから、慣れている。」と笑った。

「北海道でとある山に登った時なんか、おれぁ、登山道とか嫌いだから、藪漕ぎで道のないとこ歩くだろ?すると、俺の歩いた後に道筋ができるわけよ。で、頂上まで行って、さぁ帰るかと元来た道を歩くと、俺の足跡のほかに、もう一個、足跡がついてんだ。それぁ大きい足あとでよ、それ見てピンと来たんだ。ずっと俺の後をついてきてたんだってよ。で、その足跡の先に目をやると・・・、やっぱりいたんだよ、クマが。」

「まじっすか、で?で?」といつの間にか話に引き込まれていた僕。

「でも何もねぇよ。目を見ないで、ゆ~っくり歩いていくとな、向こうもゆ~っくりこっちに向かって歩いてくるからさ、肩が触れるか触れないか程度の距離ですれ違って、おしまいだ。白山とかはクマの生息地だからよ、こんなのよくあることだよ。」とおじさんは豪快に笑った。

おじさんはまだまだ話したそうだったが、僕はまだ夕飯も食べていなかったし、テント内の荷物も気になったので、タイミングを見計らって、その場を後にした。

真っ暗なキャンプ場は貸切状態で、僕は水筒に組んだ名水を使ってご飯を炊き、簡単なおかずを作って、最後にまた名水で淹れたコーヒーをすすった。コーヒーを飲みながら、他にやることも無いのでおじさんの話を、何となく思い出していた。

翌朝。キャンプ場からおじさんの自宅前を通ると、おじさんの家の窓から今度はおばさんが顔をだした。

「昨日、キャンプ場に泊まったのはあんたかい?昨日はうちのおっさんが悪かったねぇ、うるさいほどよく喋ってただろ?ホント、暇なおっさんでねぇ。」と笑った。

「なんだ、奥さんいたのか。」と思いながら、珈琲を頂いた礼を言った。

おじさんの話の中に、非常に興味のそそられる話があった。この近くに「毒水」と呼ばれる水源があって、その毒水は、名前と裏腹にとても美味しい水なんだそうだ。

水源にたどり着くまで、道なき道を登っていかなければならないらしいが、目印を教えていただいたので、今度、行ってみようかと思っている。

こんな風に、旅の中で、また次の目的地が決まるのは、とても楽しい。



RICOH GXR+Tamron SP AF 17-35mmF2-4
Ai AF Zoom Nikkor70-300mF4-5.6(D)
GR Lens A12 50mmF2.5
奈良・2013.9

和束弥勒磨崖仏

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#1865

#1866

#1867

#1868

#1869

昨日手に入れたA16を携えて、いざ、日帰りツーリングへ。
いいですねぇ、これ。おまけだなんて思ってしまってごめんなさい。
信号待ち、ヘルメットのシールドが吐く息で曇る。山間の道は寒かった。

もうすぐ紅葉の季節だ。



RICOH GXR+RICOH LENS A16(24-85mmF3.5-5.5)
京都 2013.10

#2106

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#2106

オートバイを車検に出してきました。

20代の頃に高速の上で見たR100RSに一目ぼれして以来、「いつかはRSに。」という意識が頭の隅っこにいつもあって、2010年、やっと手に入れたR100RS。その後、色々な経緯があってRSからCSになっちゃったのですが(笑)、このオートバイに乗り始め、気が付けばもう2回目の車検。ホント時がたつのは早いなぁと思います。

今更ながらに思うのは古いものを維持していくことの大変さ。そしてもっと大変なのはそれを「楽しみつづける事。」です。

現行車しか乗ったことのない僕にとって、この手のオートバイに乗り始めたときは、それはもう大変でした。
キャブレターからガソリンが噴出すわ、タイヤが減るとハンドルが激しく振れて、バイクから振り落とされそうになるわ、「お前はアメ車か!」と言うくらい燃費が落ち込むわ、オドメーターが壊れて走行距離がわからなくなるわ(苦笑)

そりゃもう楽しむところではなく、何度「売り払おうか。」と思ったことか。

それをすこ~しづつ、すこ~しづつ直したり慣れたりしながら、現状に至ります。
最近ではハンドルの振れも自分で抑え込むことができるようになりました、キャブの清掃やオイル、バッテリーの定期的な点検も習慣化しました。
色々悪口を書きましたが、いいところが一つだけあって、それは「またがるとどこまでも走り続けられる気がすること。」です。まったりとした乗り味がよくて、止まりたくなくなっちゃうんですよ。
ですからなるべく止まらなくていいように、カウルには僕が書いた地図を洗濯ばさみでとめて地図を開く手間を省いたりと、それなりに楽しんでいます。(100均で買ったピンクの洗濯ばさみを見たツーリング仲間からナビをつけろよとよく言われますが、ナビは嫌いです。ツーリングくらい自由気儘に走らせてよと思っちゃうんですよね。)

4年かけてようやく、自分のものになりつつある感じです。

そうそう、このオートバイに乗り始めての収穫が一つあって、それは購入先の社長さんと知り合えたこと。
この社長さんは人間性の面から見ますと人間失格の部類に入ると思いますが、オートバイに対する「熱」、ツーリングに対する「姿勢」は尊敬に値する方で「こんなオートバイ海苔になりたいなぁ。」と思わされたりします。

この社長さんに勧められた道程で行ったGWのツーリング。
これがもうハードでハードで・・・。



RICOH GXR+RICOH LENS A16(24-85mmF3.5-5.6)
福井 とある林道で。 2014.4

ほぼリターンライダー状態

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#2186

いいのを一発貰って、ノックアウト寸前のところから、今まさに立ち上がる。

待ってろよ。


OLYMPUS OM-1/ズイコー35ミリ   Kodak Tri-X
長野 太平宿 2010.11