明日香村のかかし祭りに行ってきました。その1
OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル40-150ミリ
2015.9
僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。
4枚目は2015年度かかし祭り、最優秀賞作品「早乙女」です。
毎年、稲刈りの時期になると明日香村の稲渕の棚田の畦道には、沢山の案山子がたてられます。
また、この時期の明日香村は秋の風物詩、彼岸花に彩られ、案山子と共に、おとずれる者の目を楽しませてくれます。
僕も一日かけて自分の足で明日香村を散策しましたが、収穫の時期を迎えた小麦色の稲穂と真っ赤な彼岸花のコントラストが美しくて「いつまでも眺めていたい。」と思う景色が、そこには広がっていました。
明日香村のかかし祭りに行ってきました。(了)
ツーリングに、買ったばかりのコンパクトデジカメを持ち出した。
コンパクトデジカメって、メモ代わりのような感覚で、とりあえず深く考えずに撮れちゃうからいいですね。
撮れた写真もデジ一とはまた違った仕上がりで、面白いです。
多くの観光客の中に、首からモータードライブを装着したNikonのF2を、2台ぶら下げた年配のカメラマンを見ました。
F2に付けたレンズのフードも凹み歪んで、塗装も剥げていましたが、とても使い込まれていることがわかって、目を惹くものがありました。
肩に掛けたカメラバッグはとても重そうでしたが、それをものともせず、軽いフットワークで、色々な角度から神輿を撮っている姿がとてもカッコよくて印象的でした。
初めて他人のカメラを撮る姿を「カッコいい」と思いました。
何よりも被写体を見つめる目が、違うんだよなぁ。
宮ケ瀬小径を往く
綺麗に並んだ植木鉢
やなか水の小径
やなか水の小径
宗祇水へと向かう途中で
職人町
用水路
郡上踊り
宗祇水
宗祇水
郡上八幡市。
僕自身はもう何度訪れたかわからない程。
来るたびにブラブラ歩くのですが、風情ある職人町や柳町、鍛冶屋通りの町屋群、一昔前にタイムスリップしたかのような錯覚を覚える立町通りなどが魅力的です。
ですがやはり一番の魅力は、町全体のあちこちに流れる用水路と街並みがうまく調和がとれている事でしょうか。
どこを歩いていても水のせせらぎが聞こえてくるようで、とても気分がいいのです。
半日あれば十分散策可能な郡上八幡。
おすすめです。
郡上八幡(了)