大和郡山(1)
ある晴れた2月。
僕は首から2台のオリンパスをぶら下げて、大和郡山の街を歩いてきた。
OLYMPUS PEN-FT/ズイコー38ミリ Kodak ProPoto XL100
2016.2
ある晴れた2月。
僕は首から2台のオリンパスをぶら下げて、大和郡山の街を歩いてきた。
箱根館「紺屋」前にて
紺屋町(写真左)には藍染職人が染め上げた布や糸をさらした掘割が今も残る。
柳町通り(写真右)は賑やかな商店街。細い道路なのに車の往来が激しく、歩きにくかった。
柳町通りにある本家菊屋。
御城之餅(粒飴を餅で包み、きな粉をまぶしたもの)が有名。
大和郡山市役所
郡山城跡
郡山城跡では梅が満開に。盆梅展もやっていた。
春は桜の名所として、つとに有名。
郡山城跡内にある柳沢神社。
永慶寺
永慶寺
郡山城跡から南へ徒歩15分の芦ヶ池付近。ここからが今回の本題。
近鉄郡山駅より南の西岡町・新木町付近一帯では金魚の養殖が盛んに行われている。
畦道から遠目に見ると、なんでもないただの水田に見間違えそうだけど・・・。
間近に見るとこんな感じ・・・。これ、全部金魚です。
ちょっとエグイ。
以上3枚、郡山金魚資料館。
今回の撮り歩きで、僕が一番来てみたかった場所。
ここでは養殖は勿論、販売、金魚に関する古書や錦絵の展示もされている。
ちなみに写真に写っている金魚はすべて高級金魚で、一匹2000円から10000円以上。
僕は出目金とそうでないものとの違いしか分からないのだけど・・・。
柳町通り
金魚資料館を後にして再び柳町通りへ。
レトロな街並みに被写体が一杯。
柳町通り
柳町通り
「猫占い」・・・窓から顔を出した猫の数で占う。5匹すべて顔を出せば大吉らしい。僕の時は4匹(一匹だけどうしてもファインダーに収まらなかった。)だったので中吉。
柳町通りのひな人形
源九郎稲荷神社のひな人形
ひな人形を撮っていると、住職さんが声をかけてくださったのでしばし会話。
この時期になると大和郡山では雛祭りが開催され、街のあちこちにひな人形が飾られるのだとか。写真のひな人形の他、100年以上前に作られたひな人形も展示されていたのだけど、現在のもとと違って、もっと顔が小さくスリムらしい。
寺社の奥にそれが飾られていたが、なるほど顔立ちが細長くあっさり。こちらの方が端正で高級感があるように感じた。
こちらも写真におさめたかったが、陽が届かず、ISO100のフィルムでは撮れなかった。
大和郡山の雛祭りは現在開催中で、3/6まで。(あ、今日で終わったんですね・・・。汗)
久しぶりにフィルムカメラのみを持って撮り歩きをした。
ちょうどこの日は2月にもかかわらず春の陽気を思わせる暖かい1日で、優しく写るオールドレンズ&フィルムの組み合わせがピッタリだった。
大和郡山の街は、郡山城跡の他、薬園八幡宮や源九郎稲荷神社、柳沢文庫など寺社巡りもできる他、金魚資料館などもあって、撮り歩きのコースとしてはとても楽しいところであるように思う。
8月には金魚すくい選手権が行われるそうなので、その時期にまた訪れてみたい。
大和郡山(了)
僕のオートバイが走行中に「キュッキュ」とホーローを濡れた指で擦った様な異音を出すようになり、それがどんどん酷くなったのが、淡路島ツーリングでの出来事。異音の原因はメーターのグリス切れによる摩擦だった。おまけにオドメーターもスピードメーターも狂っていたらしい。
実は前回の車検時に、以前お世話になっていたバイク屋でメーター修理に出しているのだが、直っていなかったようだ。
去年から数えて5回目の入院となったが、その不調のほとんどは、以前から予兆が見られていたもので、バイク屋さんに何度か説明したのだけれど「古いバイクやから。」とか「わかってないやつがそういう事よく言いよる。」などと、取り合ってもらえなかった。
そのバイク屋はたぶん関西では古いBMWを得意としているバイク屋として、そこそこ名が知れていると思われるが、3年間通ってその店主のいい加減な仕事ぶり(なのに、ディラーの整備士の仕事をけなしまくる。)と、あまりにも横柄で自己中心的な態度(なのに事故ったとたんにblogで毎日女々しい記事を書いてる)に嫌気がさして、その車検以降、連絡を取っていない。
今は専門店ではないけれど、真面目でしっかりと整備してくれる近所のバイク屋さんでお世話になっている。そのバイク屋さんには以前のバイク屋の尻拭いをしてもらっているような気がして、本当に申し訳ない気がしている。
ライカM6
GXRやOM-Dなど、写真がデジタル中心になって、ここしばらくは防湿庫に眠っていたのだけど、今はずっと一緒。
レンジファインダーだから、一眼レフに比べると少々構図が甘くなったりする事もあるけれど、自分が思っていた仕上がりより良かったりする事もしばしば。「余計なものを入れて構図をとる。」という妙をライカで覚えた。
僕の場合はツーリングでのいい道具としてライカをとらえている。その理由はツーリング先で迅速に写真が撮れる事。
ツーリングではサングラスが必要だけど、サングラスを付けたままでも撮影が可能。(二重像の合致がしやすい。液晶画面がないのでホワイトバランスや露出補正に悩む必要がない。というか悩めない。)
また、単焦点のコンパクトなレンズのおかげで、そのまま専用のカメラケースに収納し携行できる。という事は埃を気にせず、たすき掛けにしてオートバイに乗ることが可能。肩ひもを短くしておけばぶらぶらしないし運転にも干渉しない。結果、車上からも迅速に写真が撮れる。
要はいちいちサングラスを外したり、パニアケースからカメラを出し入れするのも面倒な僕にとっては、とても都合のいいカメラと言うわけです。
もし転倒した時は目も当てられませんが。
ベルスタッフのトライアルマスター
僕のベルスタッフは1980年代のイギリス製。全体的にタイトなシルエットと長い袖丈、現在のイタリア製に比べてコットンが肉厚なところが気に入っている。
ライディングジャケットとしては寒いと言われるけれど、基本的なレイヤリングさえしていれば(化成繊維+インナーダウン+ウインドストッパー、あとは自分のミートテックで勝負)それほど寒いとは思わない。
長らくライダースを着用してきたが、カメラを持ってのツーリングでは、動きやすく街にも溶け込みやすいこちらに分があるように思う。ポケットも一杯ついているので、露出計やフィルム、煙草、携帯と詰め放題。(やっぱりものぐさな僕)
オイルドコットンなので多少の雨なら弾くと言われて購入したが、すぐに浸水する。近々オイルアップ予定。
高松市内にある中西うどん。
2月の淡路島ツーリングで、橋の向こうに四国が見えて以降、なぜか中西うどんが頭にちらついて頭から離れず・・・、行っちゃいました!(笑)もう何度通ったかは覚えていません。
僕が讃岐うどんにはまったのは、10年以上前に、ここのうどんを食べてから。
徳島にあるロングダート、「剣山スーパー林道」を制覇すべく上司、後輩と三宮から深夜のフェリーに乗って、高松港に着いたのが朝6時前。そのまま上司に連れて行かれたのが、中西うどんでした。
朝早くから開いている事にもびっくりしたけれど、印象的だったのは朝練前の高校生が一人で入ってきて、慣れた感じで注文し、すぐに出てきたうどんを、ずばーずばーって一気に吸い上げ、小銭を置いて出て行った事。滞在時間5分程度。彼にとっては自宅の食卓で朝ご飯を食べていくような、繰り返される当たり前の日常だったのだと思います。
写真を見ていただれば、もう説明はいらないかと。
出汁の沁みた大きな揚げ、シンプルないりこだしと、太いコシのあるツヤツヤ麺!ここのうどんは讃岐うどんの中でもかなりコシがあるので噛むとけっこう顎がつかれますので「ずばー、ずばー」といくのがよろしいかと。何よりもこの麺とだしとの掛け合わせが最高なのです!
・・・あ、この日は先に宮武で軽くいなしてから訪問。それでも結局、かけうどん2玉+ぶっかけうどん2玉食べました(笑)
初めて中西うどんを食べた時から、讃岐うどんにはまり、結構な数の讃岐うどんを食べましたが、やはり、僕の中では中西うどんこそがキングオブ讃岐うどんなのです!!
ごちそうさまでした!
また行きたい!
すぐ行きたい!(笑)