ジーパンストリート
少し前にツーリングをしてきたのだけど、寒さのせいかひざが冷えて痛かった。今までは普通のパンツでやり過ごせたのに、寄る年波のせいか、もう我慢できなくなって(オーバーパンツはカッコ悪いので履かない。)、非常につらかった。
何か暖かくてカッコいいものはないかと探していたら、岡山のとある店に僕好みのものがあったので、ちょっと児島まで。
OLYMPUS PEN-FT/F.ZUIKO AUTO-S38mmF1.8 Kodak ProFotoXL100
岡山・児島 2014.2
少し前にツーリングをしてきたのだけど、寒さのせいかひざが冷えて痛かった。今までは普通のパンツでやり過ごせたのに、寄る年波のせいか、もう我慢できなくなって(オーバーパンツはカッコ悪いので履かない。)、非常につらかった。
何か暖かくてカッコいいものはないかと探していたら、岡山のとある店に僕好みのものがあったので、ちょっと児島まで。
若草山の野焼きが行われる少し前に、若草山~春日山原生林を歩いてきました。
その日はとても暖かくて、汗をかきながら若草山の登山道を歩きました。
若草山の登山道はとても緩やかで、山頂までは30分かからないほどの単調な道です。
山頂からは大和盆地が一望できます。この日は空気が澄んでいて、とてもよく見えました。
夜景も綺麗です。
僕は新しい彼女ができると、その彼女を連れて必ず、ここの夜景を見に来ていたのだけど、以前連れてきた彼女と初めて連れてきた彼女を間違えて思い出話をしてしまう、お約束の間違いをやらかしてしまい、ここで2時間ばかり説教された記憶が残っています。
彼女の機嫌が直るまで、ずーっとずーっと、ず~~~っと謝り放しでした。
ちょうど今時分だったから寒かったし、あれは本当に辛かった。
どうでもいい話でした。
さてさて、若草山山頂から春日山原生林に入っていきます。
鶯の滝
鶯の滝はこじんまりとしていて、コースから少し外れたところにある為、案内板を見ていないと素通りしてしまいそう。
上三枚、春日山石仏窟
もう一つの石仏窟、地獄谷石仏窟も見たかったが、時間の関係で立ち寄る事が出来ず。
残念だった。
地獄谷の池にうっすら張った氷
陽が差さないところはやはり寒い。
東屋で休憩
温かいコーヒーが欲しくなるが、ここは火気厳禁なので、あらかじめマイボトルにコーヒーを詰めて持ってきた。
山中で少しずつ日が傾き始め、少し焦る。
地獄谷・新池
池の表面にはうっすら氷が張っていた。
陽も傾き始め、肌寒くなり始めた頃。
首切り地蔵
首切り地蔵
剣豪、荒木又左衛門が試し切りをした際についたという首の切れ目。
滝坂の道(東海自然遊歩道)
春日奥山道路から、石畳の道を能登川に沿って春日大社方面へ下山していく。
朝日観音
夕日観音
夕日観音
朝日観音、夕日観音はともに山の斜面にある岩肌に掘られた石仏。
共に愛嬌のあるお顔で、微笑ましい。
奈良公園の鹿
何とか日が落ちる前に下山出来てほっと一息。
歩行距離約20km。
昼からにしてはまぁまぁ頑張った方だと思う。
2017年に入って、運動不足の毎日を解消する事を目標にせっせと歩いている。
あまりガチな感じでやっちゃうと疲れて続かないので、低山ハイクが気楽にできてちょうどいいくらいかな。
最後にまたまた自撮り。
ここ数年は自分なんか撮ったことも無いんだけど、思うところがあって今年は自分も少し撮ってみようと思っている。
それにしても、こうしてみるとハイキングっで感じじゃないな、俺。(苦笑)
春日山原生林を歩いてきました。(了)
仕事の疲れがたまってなにもする気がしない今日この頃。
休日の度に家で一日TV見て惰眠をむさぼるのも疲れてきたので、重い腰を上げる。
滋賀県の湖西方面に、人気がなく景色の良いお気に入りの空き地があるので、カブでそこまで行って、ラーメンを作ってその後はコーヒーでも飲んでやろうという素敵な計画を立てた。
キャリアに道具を詰めて自宅を出発。
自宅周辺は春の訪れを感じさせる陽気だったんだけど、目的地に近づくにつれ、気温は下がり、残雪が姿を現す。
さほど厚着をしていなかったので身体はどんどん冷えて震えが止まらない。
何とか目的地に着くと、そこには僕の腰の高さまで雪が残っていてとても入っていけそうにない。
その周辺をうろうろしていい場所を探しては見たものの、結局良い場所は見つからず、撤退。
一月末。
親父と雪山に登ってきた。たまに帰省してはこんな事をしているので、傍から見えばまぁ仲の良い親子に思われているかもしれないが、僕は親父の事が大嫌いだった。
不機嫌な表情で仕事から帰ると、当然のように酒を飲んでは家族に当り散らし、機嫌の良い日なんか一年の間に1.2回あったかなかったか。休日もどこにも出かけず、まぁ相変わらず不機嫌そうな顔で家の雑用はしていたか。
オカンとは毎日ケンカで、オカン、何度家出しただろう。離婚しなかった事が不思議なくらい。そういう僕も木刀を持って親父に襲いかかった事がある。木刀は修学旅行のお土産で、振り上げた時に「まぁこんなことに使う事になるとは。」と、意外に冷静だった自分を覚えている。幸か不幸か結局木刀は親父に当たらず、コタツ布団をはたくに終わったのだけど。あの時はさすがの親父も少しびっくりした様で、僕から木刀を取り上げると、そのまま外に持ち出してのこぎりで切ってしまった。
僕は「将来結婚して子供ができても絶対こんな親父にはならないぞ。」と固く心に誓ったものだった。
そんな親父も10年前に定年となって、そこからは仏のように丸くなった。何かの呪縛から解き放たれたかの様に毎日出かけては写真三昧、登山三昧。あれほど毎日ケンカしていたオカンとは度々旅行に出掛けている。僕が子供を連れて帰ると、それはもうビックリするような猫なで声で孫を可愛がるし、僕らが実家に滞在中は終始ご機嫌だ。たまに親父の前で僕が子供を叱ると「まぁそんな怒ったるなや。」となだめる。いやいや、アンタなんかもっと酷かったから!と心の中で何度もツッコミを入れてしまう。
「○○、雪山登るならアイゼンがいるぞ。」「○○の山が良いぞ、樹氷が綺麗や。」「山登りならチョコレートとかがいいぞ、すぐエネルギーに変わるから。」などと色々アドバイスをくれて、結局自分も一緒についてくるという、なんだか可愛い親父になってしまったれど、これはこれでなんだか馴染めない。
雪山ではガイドのように僕の前を歩きながら登山のイロハを解説し、自分なんか70歳を超えているくせに、僕の体力を気にしながらペース配分を考えている。そんな親父を見ていると時々「あの時もし、木刀が親父の頭に当たっていたら今頃どうなってたんだろう。それでも親父は親父だっただろうか。」という妙な疑問が浮かんでくる。
下山に、親父のおごりで親父のおすすめラーメンを食べた。
雪山はとても寒かったので、とても暖かかった。
いくら重ね着をしても遮る事の出来ない冬の冷気。止まらない体の震え。
末梢血管が収縮して血の流れが悪くなり、冷たくかじかむ指先。
頻回に催す尿意。
太陽が顔を出すと、いつも以上に感じる背中の暖かさと陽の光のありがたさ、清々しい程に凛とした空気。
快晴の下、静かな漁村の防波堤に腰掛けて眺める冬の海。
道端の自販機でホットの缶コーヒーを買って煙草を一本。僕の行先はあの冠雪した山々の向こうにあって、まだまだ走らなければならない事への疲労感と、その向こうの景色に何かを期待し、逸る心。
その全てが僕の五感を刺激し、普段より濃密に感じる時間。
オートバイでの旅の良さはここにある。特に過酷な冬は特別。
冬でもオートバイ、冬だからこそオートバイ。
忙しい毎日に忙殺されて、気が付けば梅の季節は過ぎようとしていた。