夏の一幕
今年の夏は、相変わらず仕事が忙しかったものの、子供たちと川遊びをしたり家族旅行に行ったり、また僕個人では東北までドライブに出かけたりと充実した夏だったと思う。
今日から9月。台風21号の動向がかなり気になるところだが、それが過ぎるといよいよ秋がやってくる。
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今年の夏は、相変わらず仕事が忙しかったものの、子供たちと川遊びをしたり家族旅行に行ったり、また僕個人では東北までドライブに出かけたりと充実した夏だったと思う。
今日から9月。台風21号の動向がかなり気になるところだが、それが過ぎるといよいよ秋がやってくる。
いっしょに働いている後輩女子は実はカメラ女子だった事が判明。忙しい最中にふとした事でカメラの話に花が咲いてしまい、かなり仕事が遅くなってしまった(苦笑)。「秋は曼珠沙華にススキ。それが終わる頃に紅葉も本番かな、楽しみですね。」と話しながら、とても幸せな気持ちになったのがひとつ。
歳が15以上離れているけれど、とても仕事のできる後輩女子から、「11月に退職することになっている。」と聞かされてとてもショックだった。自分の転職についてどう思うかと意見を聞かれて、何度も転職するべきではないので、慎重になる事を念頭に置いた上で、それでも自分のやりたいことだったら後悔の無いようどんどんやるべきだと後押しした。「僕のように家族が出来てしまうと、自分の一存では決められなくなる事が多いからね。」と、しょうもない事を付け加えた自分のカッコ悪さを自覚しながら。
でも正直、さばさばしていていて気遣いのできるとても良い子なので、辞めてほしくないなと残念な気持ちになったのがひとつ。
旅とカメラとオートバイと(1)
7月に3度目の車検を通したのに、今夏は2日しか走っていません。忙しかったのもあるけれど、やっぱり一番の原因は暑すぎた事かなぁ。
晩夏といっても日中の暑さは相変わらずだけど、陽が沈みだす時の空気は夏のそれとは明らかに違う。オレンジ色の日差しの中に、夏が往き過ぎる、まさに「祭りの後。」と言った少しの哀愁と漂わせていている。
黄金色に眩しく輝く田園風景、この美しい景色が見られるのはこの季節だけ。
昔はオートバイの機動力に任せて、時間の許す限り遠くまで出掛ける事が多かった。明け方まで走って自宅に戻りシャワーを浴びてから仕事に行くなんて事もざらにあった。
今は自宅から2~3時間で行ける距離でしか出掛けない。出掛けることが出来ないと言った方が正しいけれど(苦笑)、それでもオートバイでのツーリングは、その機動力を生かすことで、どんな道でも躊躇なく入っていくことが出来るし、気軽に駐車することもできる。この日は自宅からそう遠くない場所で、子供を川遊びさせるのに最適な場所と、SLの形をした珍しい駅舎に出会った。
昔、YAMAHAの原付のCMであった「家から5kmの大冒険。」というキャッチフレーズは、オートバイならではのキャッチフレーズだと思う。
僕のオートバイライフをより一層楽しいものにさせてくれるのがカメラだ。国産車の大型バイクのパワーに任せて、ただ距離を走るだけだったツーリングに、往きすぎる風景の中に美しいものを見つける事の喜びを教えてくれた。
歩いてスナップ写真を撮る人と同じように、僕は、横着にも機上からスナップ写真を撮る。一期一会こそが旅の身上で、偶然に出会ったその瞬間を写し込むことが楽しくて仕方ない。だから夕日の絶景スポットに行って、夕日が一番美しく輝くその瞬間まで待ったりはしない。
今使っているOLYMPUSのOM-Dは、そのコンパクトさ、防塵防水の強靭さからツーリングカメラとしてはうってつけのカメラ。でも天邪鬼な僕は、時々フィルムカメラを鞄に忍ばせる事もある。
ツーリングでの休憩に欠かせないのが缶コーヒー。セットで飲んでた煙草はやめてしまったけど、これだけはやめられずにいる。コンビニでの本格的なドリップコーヒーに負けないようにと各メーカーの企業努力が伺え、数年前とは段違いの旨さだ。
缶コーヒーでは無いけれど、このコーヒーが今一番好き。美味しいとは思わないんだけど、なぜかこればかり買ってしまう。(苦笑)
ツーリングでよく行くのが昔の宿場町やこじんまりとした寺社。整然とした街並みや木造建築物のやれた感じ、暖かい感じが好きだから。路地裏に迷い込むとタイムスリップしたような錯覚に陥ることが出来るのも良い。
ただし、親切すぎる案内板とけばけばしい幟が立っているのは景観破壊の何物でもないと思っているし、できれば排除してほしいと願ってやまない。
「よければどうぞ、ご覧ください。」程度の素っ気なさが一番いい。
写真は醒ヶ井宿、鳥居本宿、正月堂。
オートバイに乗る時にだけ、必ず身に着けるバングル。
僕の転けないおまじない。
おかげで夏の二の腕は、いつもどかた焼け(笑)
地図にも載っていないような山岳道路に分け入って、最悪な路面状況の中、まだ見ぬ風景への好奇心を満たすためだけに四苦八苦しながら走る。コケがおおう路面に滑りながら、おっかなびっくりようやくたどり着いた山のてっぺんは、思ったように開けていて見晴らしがよかった。そのてっぺんから俯瞰する伊賀平野は、田畑が広がるのんびりとした感じで散在する民家のとの組み合わせがとても絵になっていた。
平地まで下ってくると、偶然にも向日葵畑を発見。そういえばここ数年、まともに向日葵なんか見ていなかったなぁと。