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旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

オートバイ日和その4

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RICOH GXR/Ai Nikkor50mmF1.2S
OLYMPUS OM-D EM-1/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

秋の古本まつり

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#4874

毎度のことながら、どんな本に出会えるか、わくわくして仕方ない。

秋の古本まつりは11/4まで。


オートバイ日和その5

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#4871

 ライダースを羽織ってちょうど良いくらいが僕にとって一番オートバイでのツーリングに適した季節。パニアケースにはコーヒーミルと、ドリッパー、そしてお気に入りの珈琲豆をしのばせていつものルートをたどる。
 もう在るのか無いのかわからないその先を求めて、ひたすらにアクセルを開けるほど若くはなくなって、代わりに日常の中にある美しいもの、気持ち良いものを立ち止まって探すようになった。そうして見つけた、自宅からそう遠くないお気に入りの場所で過ごす時間は何にも変え難いものだ。

 人が入ってこない山奥の河原で、淹れたてのコーヒーを飲みながら、市内の古本屋で買った文庫本を読んでいると時間が立つのを忘れる。日がささなくなって、肌寒くなると帰り支度を始める。

 残念ながら、ここは京都でも豪雪地帯なので、雪に閉ざされるのも時間の問題だ。

オートバイ日和(了)



RICOH GXR/Ai Nikkor50mmF1.2S

ナイフを手に入れた。

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#4875

 たまたま実家に帰った時に親父から手に入れたナイフ。メーカーも不明だし結構錆びてる。親父が若い頃に買ったものの一度も使う事がないまま物置に仕舞い込んでいたらしい。

 要らないと言うので自宅に持ち帰って研いでみると、見られる程度に綺麗になったし切れ味もまぁまぁ。フルタングだし形状的には調理より、バドニングに向いていそうだ。

 次のキャンプに持ち出してみようと思う。

東北に行ってきました。その1

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#4800

やっぱり遠いわ、下北半島。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO

東北に行ってきました。その2

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 8月末。4度目の東北に行ってきました。僕自身、東北には色々因縁があって、交通事故にあったり、オートバイが故障したりで、いずれも中断を余儀なくされ満足に走れたことは1度しかありませんでした。
 今回は台風21号の襲来と日程の後半がバッティングしてしまったので、オートバイではなく車を選択しました。オートバイに比べ、快適な移動手段である車での旅は、TV画面を見ているような、どこか客観的な旅になりやすいので最初は気乗りしなかったのですが、車中泊で旅費も浮かすことが出来たし、残暑厳しい中でも車内はエアコンで涼しく過ごせた事で体力にゆとりが生まれ、2446段の石段を上るハードな羽黒山参拝もできたし、結果的にはまぁまぁ良かったのかなと思いました。

 一日目は関西圏の自宅から、名神、北陸自動車道、日本海東北自動車道を使って、新潟県村上市から東北に入りました。距離にして700kmオーバー。これだけで一仕事終わった様な感じでしたが、今回は本州最北端の大間崎まで行くつもりだったので、少しでも距離を稼ぎたい為、頑張って山形まで走りました。

 夜は羽黒山休暇村のキャンプ場で一泊。フリーサイトは乗り入れ禁止ですが、トイレや炊事場も綺麗に手入れされていて良かったです。時間制限はありますが、休暇村の大浴場も使えるのでお勧めのキャンプ場でした。何よりも羽黒山から近いので早朝から参拝出来たのはとても良かったです。


OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO




東北に行ってきました。その3

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 2日目。朝5時に起床。寝ぼけた頭で、適当にパンをコーヒーで流し込むとさっさとテントをしまって一路羽黒山へ。早起きは三文の得、他に誰もいない静かな羽黒山の参道を堪能しました。随神門から続く2446段の石段は「大したことないだろう。」とタカをくくっていたら、これが結構しんどかったです。段差も幅もばらばらで歩きにくいし、勾配も結構きつい。何よりも一番つらかったのは、立ち止まると途端に蚊の襲撃に遭う事です。Tシャツだったので無防備な腕をいくつも噛まれて、それが痒い痒い。ホント地獄でした。

 うんざりするようなセミの鳴き声と蚊の襲撃、暑さで止まらない汗に悩まされながら、永遠に続くかと思うほど長い石段を登りきると、朱の鳥居がお出迎え。そして境内に入るとすぐに目を惹くのが立派な三神合祭殿。三神とは出羽三山である月山、湯殿山、そして羽黒山をさすそうなのですが、ここは合祭殿なのだそうです。とにかく僕は社殿のサイケデリックな色合いに目がいってしまいました。特に長押の二十四考の彫刻は一見の価値ありです。

 30分ほど休憩して下山。途中にあった国宝の五重塔では、期間限定で内部拝観を受け付けていました。中に入る機会なんて滅多にあるものではないので、500円を払って拝観しました。中には中心部分の一本の太い支柱が空に向かって伸びており、その周りの柱とは蔦で結んで互いを支え合っていました。これだけ大きな建物が一本の支柱で立っているなんて本当に凄いなとただただ感心するばかりです。しかも一本の釘も使わず、木と木が精巧に組み合わさって立っているなんて、もう奇跡の産物としか言いようがありません。感動しすぎて、ため息しか出ませんでした。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO/M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mmF2.8 PRO/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

東北に行ってきました。その4

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 羽黒山神社参拝の後は、一路下北半島を目指して走ります。経路はあまり憶えていません。車窓から見た景色も「鳥海山が綺麗だなぁ~。」くらいの印象ですね。

 やはり車での旅は、オートバイでのそれに比べて、イージーなんですよね。頑丈で安全性が確保された車内は気温の変化も風に乗ってやってくる季節の匂いや湿気を遮ってくれる事で快適さをもたらせてくれますが、反面、旅に出る事で得るはずの体験を希薄なものにしてしまいます。
 また、外界とドア一枚で隔てていることが関係しているのですかね、途中、秋田の山居倉庫や男鹿半島なんかも通ったのですが降りるのが億劫で、素通りしてしまう始末。

 この日は酸ヶ湯温泉キャンプ場泊。もちろん、酸ヶ湯温泉お目当てでここのキャンプ場を選んだのですが、さすが天下の名湯。平日にあっても駐車場を埋め尽くす車、車、車・・・。ごったがえした風呂には浸かる気にもなれず、この日は入りませんでした。まぁ、快適な車内で全く汗もかいていないので、全く問題ないですね。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

東北に行ってきました。その5

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 酸ヶ湯温泉から、いよいよ下北半島。僕にとって未踏の地でした。尻屋崎の寒立馬に会いに行くというのが今回の旅の目的だったのですが、いざ下北半島に来てみると、本州最北端大間崎や日本三大霊場の一つ、恐山、仏ヶ浦なんかの案内板が目につきます。そそられるまま、恐山に向けてハンドルを切りました。

 恐山と聞くとどこかおどろおどろしい印象を持っていたので、少し緊張していたのですが、いざ到着してみると山門は最近改修されたのかとても綺麗ですし、境内には温泉もあって、最初は拍子抜けでした。

 ですが、本堂からそれて岩場地帯に入ると景色は一転、草木の殆ど生えない荒涼とした景色はどこかこの世とは思えないもので、辺りには硫黄臭が立ち込めています。独特の形をした岩場地帯には「餓鬼地獄」や「血の池地獄」、「無間地獄」など無数の地獄があって、それらを巡拝しながら抜けていきます。その岩場地帯を抜けると、宇曽利湖、通称「極楽浜」とよばれる湖が眼前に広がります。ちょうどこの時、雨雲が空を覆っていたのですが、その切れ間から光がさして極楽浜の水面を光らせました。

 その景色の美しさに魅せられながら、一方で何とも言えない不気味さを感じずにはいられませんでした。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO/M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mmF2.8 PRO/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

東北に行ってきました。その6

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 恐山の近くにある奥薬研温泉「カッパの湯」。ここは僕の大好きな小説家が著書の中で紹介していて、一度は入ってみたいと思っていた温泉でした。細い峠道を超えてたどり着いたその場所は、下北半島でも最深部と言った感じで山深い場所でした。道路と並走して流れる大畑川とは高低差があって、道路から見ると真下にその大畑川が流れています。カッパの湯はその大畑川の脇にあります。適当な空き地に車を駐車し、その川へと続く階段を降りていかねばなりませんでした。階段を下りると、ほったて小屋のような簡素な脱衣所があって、そこを抜けるとカッパの湯。川のせせらぎを聞きながらゆっくりとお湯に浸かれそうな、ご機嫌な温泉です。

 温泉には誰も入っていなかったのですが、僕は「平日の昼間からこんな山奥の温泉に入ってる奴なんかいないか。」と、大した疑念も抱かず、「貸切や~♪」なんて浮かれながら早々に素っ裸になって、いざ入湯!

 「熱っ!!っていうかよぉ見たらお湯めちゃ少ないし!!」と思わず大きな声で独り言が漏れてしまいました。その瞬間後ろから「今日は掃除でお休みの日らしいですよ。」という声が・・・。

 ビックリして全身の毛穴が開く様な感覚を覚えながら後ろを振り返ると、メガネをかけたやせ気味の真面目そうなおじさんが一人立っていました。彼は僕に笑いかけながら「今日はお湯が入ってないでしょ?役所の人に聞いたら今日はお休みって言ってました。」とおっしゃいます。僕はタオルで前を隠し、恥ずかしさでしどろもどろになりながら「そうなんですか、知りませんでした・・・。」と答えました。僕がすごすご脱衣所に戻ると、おじさんは空気を察してそのまま去ってくれればいいのに、僕が着替えている間、横に立って延々と「今日はお休みですよ!」、「僕は入れなくてもいいから、とにかくどんな温泉なのか興味があってやってきました!」と何度も繰り返しておっしゃっていました。

「その話は、もう5回くらい聞いたわ、お前は認知症か!!」と怒鳴りたくなる気持ちをおさえてひたすら苦笑いしていました・・・。


 その後は気を取り直して本州最北端、大間崎へと向かいました。大間崎はお約束の最北端の碑が立っているだけで、別段何があるというわけでもなく。

追伸:自宅に帰ってから調べて分かったのですが、小説家が紹介していた奥薬研温泉は「隠れカッパの湯」という、現在は取り壊されて無い温泉の事でした。


OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH