実りの秋
ここの所パッとしない天気が続いて涼しい。このまま残暑なんてないまま秋を迎えてほしい。
きょうから9月。
RICOH GXR×Ai Nikkor35mmF1.4S
ここの所パッとしない天気が続いて涼しい。このまま残暑なんてないまま秋を迎えてほしい。
きょうから9月。
今夏はMTBや川遊びばかりで、オートバイには1.2度乗っただけだったな。
8月下旬、MTBを車に積んで長野に行き、安曇野周辺をサイクリングしてきた。いつもは少し漕いだら直ぐに山にとりつくんだけど、山でのMTBの実際は担いだり押したりする場面が多く、まともに乗る区間って結構少ない。たまにはじっくりとMTBに乗りたくてわざわざ安曇野にやってきた。
長閑な田園風景を楽しみながらMTBを漕いだけど、生憎の曇り空で北アルプスは雲隠れ。そのせいか、もしくは標高が高いせいなのか、いや両方かな、まだ8月だというのに気温は25度くらいで快適だった。汗もそんなにかかなくて700mlの水筒に詰めたお茶が少し余った。
僕が長年貫いてきた遊びのスタイル。
オートバイ×カメラ。
オートバイ×カメラ×キャンプ。
MTBを始めた事でまた新たなスタイルが出来た。
MTB×カメラ×車中泊。(勿論キャンプでも可。)
どれもこれも奥が深いアクティビティだけにそれらを掛け合わせると、面白さは無限大です。
雨が降る肌寒い安曇野のキャンプ場を朝早くにでて、ビーナスライン終点にある美ヶ原まで車で上がる。ふもとの浅間温泉から美鈴湖~美ヶ原まで、21km、標高差約1200MをMTBでヒルクライム!という手段もあったのだけど、残念ながら僕には時間がない。せめて美ヶ原トレイルをMTBで走ろうと思ったんだけど、美ヶ原高原駐車場で手に入れた地図でMTB乗り入れ禁止を知る。
いつも通り下調べがテキトーな僕。
仕方なしに登山靴に履き替えて、ザックの中身をMTB用からハイキング用に切り替える。カロリーメイトと一緒に、朝、キャンプ場で作ったホットドッグの残りをコッフェルの中に無理矢理詰め込んで行動食とした。
美ヶ原でも雨は止まずに、視界はホワイトアウト。雨風が強く、標高2000mの美ヶ原は夏でも寒い。駐車場に止めていた車の人たちはどこにいったのか、全く誰とも会わず。
「もし、景色のいいところがあればそこで食べよう。」と持ってきたホットドッグを、霧に包まれた何も見えない王ヶ鼻のベンチに座って、無言で食べた。
ここ2.3日、天気も良く残暑が厳しい。
全く夏バテすることなく、元気いっぱいのおっさんだったのに、ここにきてお疲れ気味。
暑さのせいか、既に老化が始まっているのか、寝てもすぐに目が覚めてしまう。
おかげでいつも眠い。
SASだっだりして、と少し気にしている42歳のおっさん。
秋の澄んだ空をバックに、下から見上げる感じで撮るコスモスが好きだ。
「たまに独りでMTB担いで、山、登っているワイルドな人もいますけどね、極少数ですよ。どMですよね。怖くないのかな?やっぱMTBはダウンヒルですよね、そう思いませんか?」
これはとあるMTB専門店の店員さんに言われた言葉。
MTBを買う前の僕も、最初はそう思ってた。トレイルを颯爽とMTBで駆け下る自分の事も想像していた。
間違っても、MTBを担いで藪をかき分けたり、岩場をよじ登ってる自分なんて考えたことは一度もなかった。
なのに、なんでこうなってるのかは、僕にもわからない。
奥島山は、滋賀県近江八幡市にある標高424mの山で、ピークの名前は津田山と言うのが正しいようです。また山の中腹には西国三十三カ所の一つである長命寺があります。
とりあえず登山もMTBもずぶの素人の僕としては、低山で歩きやすく(担ぎやすく乗りやすい)、道迷いの心配が少ない単独峰を選んでいます。地形図や登山の本を見ていて、この山にあたりをつけました。長命寺手前の激坂を登り、登山道から長命寺山(333m)→津田山(424m)→ピーク356mと北へ北へと尾根を走りつないで、最後は島町へ向かって林道を駆け下るルートでMTBを楽しもうと思いました。
結果から言うと・・・失敗でしたね。
長命寺山までは緩やかな登山道なのですが・・・、そこから先の津田山までの登山道で環境は激変します。
登山道は手が入っておらず道を隠すように枝や雑草が伸び放題。服やザックに引っかかりわずらわしい。また枝には無数の蜘蛛の巣が張っていて不用意にMTBで走りぬけると何度も顔や体に蜘蛛の巣がひっかかり気持ちわるいったらありゃしない。足の長~いお尻が黄色と黒の縞々蜘蛛が体の周りを這うわけです。これはたまらんと下を向けばムカデだらけ・・・。
這う這うの体で津田山の斜面を登ると、山頂手前で岩場まで出てきて、もはやMTBに乗るところではありませんでした。地形図の等高線の詰まり具合で、ある程度傾斜は読めても道の荒れ具合まではわかりません・・・。
視界の開けない山頂にあるのはこの山の御神体である大きな岩。そこから北に少し下って、ようやく綺麗な琵琶湖の景色を拝むことが出来ました。