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東北に行ってきました。その6

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 恐山の近くにある奥薬研温泉「カッパの湯」。ここは僕の大好きな小説家が著書の中で紹介していて、一度は入ってみたいと思っていた温泉でした。細い峠道を超えてたどり着いたその場所は、下北半島でも最深部と言った感じで山深い場所でした。道路と並走して流れる大畑川とは高低差があって、道路から見ると真下にその大畑川が流れています。カッパの湯はその大畑川の脇にあります。適当な空き地に車を駐車し、その川へと続く階段を降りていかねばなりませんでした。階段を下りると、ほったて小屋のような簡素な脱衣所があって、そこを抜けるとカッパの湯。川のせせらぎを聞きながらゆっくりとお湯に浸かれそうな、ご機嫌な温泉です。

 温泉には誰も入っていなかったのですが、僕は「平日の昼間からこんな山奥の温泉に入ってる奴なんかいないか。」と、大した疑念も抱かず、「貸切や~♪」なんて浮かれながら早々に素っ裸になって、いざ入湯!

 「熱っ!!っていうかよぉ見たらお湯めちゃ少ないし!!」と思わず大きな声で独り言が漏れてしまいました。その瞬間後ろから「今日は掃除でお休みの日らしいですよ。」という声が・・・。

 ビックリして全身の毛穴が開く様な感覚を覚えながら後ろを振り返ると、メガネをかけたやせ気味の真面目そうなおじさんが一人立っていました。彼は僕に笑いかけながら「今日はお湯が入ってないでしょ?役所の人に聞いたら今日はお休みって言ってました。」とおっしゃいます。僕はタオルで前を隠し、恥ずかしさでしどろもどろになりながら「そうなんですか、知りませんでした・・・。」と答えました。僕がすごすご脱衣所に戻ると、おじさんは空気を察してそのまま去ってくれればいいのに、僕が着替えている間、横に立って延々と「今日はお休みですよ!」、「僕は入れなくてもいいから、とにかくどんな温泉なのか興味があってやってきました!」と何度も繰り返しておっしゃっていました。

「その話は、もう5回くらい聞いたわ、お前は認知症か!!」と怒鳴りたくなる気持ちをおさえてひたすら苦笑いしていました・・・。


 その後は気を取り直して本州最北端、大間崎へと向かいました。大間崎はお約束の最北端の碑が立っているだけで、別段何があるというわけでもなく。

追伸:自宅に帰ってから調べて分かったのですが、小説家が紹介していた奥薬研温泉は「隠れカッパの湯」という、現在は取り壊されて無い温泉の事でした。


OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

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