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旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

青おにぎり

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#4946

 独りであちこち行くのが好きで、気になるお店があれば興味本位で冷やかす事も多い(すいません)のに、緊張していることが多い僕です。

 よく行く「ホホホ座」の近くにある青おにぎりさん。「おにぎり専門店」という珍しさに惹かれて、何となく入りました。広いとは言えない店内に寿司屋のようなカウンターが奥に伸びていて、その中におられたのが、かなり強面の男性。その時、客は僕しかいなかったので、その男性の「いらっしゃい。」とどすの利いた(?)発語の後、店内は静まり返ってしまいました。

 沈黙と店主のただならぬ雰囲気に気圧されて、とにかくメニュー表から目についたしゃけを慌てて注文しました。

 差し出された温かいお茶を飲んで、ジャケットを脱ぐと辺りを見回す余裕が出てきました。カウンターの中では強面の店主さんが慣れた手つきでおにぎりを握っています。その手はとても綺麗で女性的、握り方も本当に「包み込む」ような手つきで、外見上とのギャップの差に思わず魅入ってしまいました。
 カウンターに置かれたおにぎりの形は日本昔ばなしに出てきそうな素朴な三角ではなく具材が上に配置されたあまり目にすることのないデザイン。作り置きでない温かいおにぎりなんて、最後にいつ食べたかなぁと思いながら、口に入れる前に1枚。店主に「冷めないうちに早く食べてください。」と怒られそうな気がして、撮ったのはこれ1枚だけ(笑)。はたしてお味は、海苔はぱりぱり、シャリは艶々していてコンビニおにぎりにはない、「詰まっていない、だけど一粒一粒がしっかりとその触感をアピールしてくる」しっかりとした触感。おにぎりと言えば手で持って食べる印象ですが、上品にお箸で戴きたいおにぎりでした。

 これに味噌汁と玉子焼きをつければ、もう確信犯的な純和風の幸せセットです。

 青おにぎりさんのおにぎり、ごちそうさまでした。




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