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旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

青山高原を流してきました。その2

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

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 今年の5月に富山までキャンプツーリングに出かけて以降(田植え時期の砺波平野の散居村を撮りに行ったのだが、これがまた素晴らしく良かった。余りに良すぎてどう表現して良いものかわからず、いまだに記事にできていない・・・。)遠出はしておらず、ひと月に一度、自宅から100km圏内をうろうろしているだけに終わっている。

 最近始めたMTBや登山、ハイキングが楽しすぎてオートバイに乗る時間が殆どないというのが現状だ。でもこの春に変えたばかりのバッテリーをあげてしまうのも心苦しい。10月に入って、休日ずっと天候に恵まれなかったが、その日はとても天気が良かったので、迷わず三重県の青山高原に向かってオートバイを走らせた。

 近すぎず、遠すぎない、自宅から程よい距離なのもそうだけど、天気が良い時の青山高原は最高に見晴らしが良くて大好きなので、ぶらっとここへ来ることが多い。前回乗った時はまだセミも鳴いていて、ヘルメットを被るだけで汗が止まらなかったのに、今はもうライダースの下に厚手のスエットを着ていても少し冷える。

 つづら折れの山岳道路は緩やかに標高をあげながら山頂へと導く。その途中からちらちらと見える景色から、山頂から見る景色がもっと美しいものであるか容易に想像でき、自然と気持ちが逸る。いくつかある駐車場の中でも、眺望のよいお気に入りの駐車場まで行って、そこから少し歩いて芝生のある高台で腰を下ろす。空が高く、とても青く澄んでいてすっかり秋の空だ。平日なので観光客も皆無。静かで落ち着く。伊勢湾方面の絶景を眺めながら、タンクバッグからお弁当とアルストを取り出す。朝からこしらえたおにぎりを頬張りながら、コーヒーの湯を沸かした。アルストはガスやガソリンバーナーと違って無音なので、こういう時はとても良い。

 駐車場に1台のオートバイが入ってくるのが見えて「GSXかな?すげぇカウルだな、空飛びそうだな・・・。」なんて思いながら眺めていると、そのライダーがこちらまで上がってきた。そのライダーと軽く会釈を交わすと、彼は「弁当ですか、いいですね。」とにこやかに笑いながら、またオートバイの方へ戻っていった。



OLYMPUS OM-D EM-1/LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH

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