ハイキング(3)
コロナ陽性者が増えだして、また外出自粛要請が出されるのかと思うと嫌気がさすけれど、それ以前にもう、あまり人の多いところに行きたいという気にならない今日この頃。
じゃあ家に引きこもっているのかというと、そうでもない。オートバイに乗らなくても、車に乗って出かけなくても十分遊べることに気づいたんだよね。ザック担いで自宅の裏山に入り込めば、ちょっとした冒険気分が味わえる。きつい勾配をゼイゼイ息を切らしながら登ったり、支線で地図とコンパス見ながらルートを探したり、誰もいない茂みがガサガサしているのにドキドキしながら歩く山道はスリル満点だ。
この時は裏山の6つの低山をつないで縦走する計画を立てた。国土地理院の地図とにらめっこしながら、ルートの選択は慎重に行った。歩行距離は20kmを超える予定だけど、エスケープルートも頭に入れておく。ザックに詰める道具も不足の無い様に、重くならない様に慎重に選ぶ。ソロハイクなので何かあっても自己責任だし、いつでもリカバリーできるようにしておかなくてはならない。これはまさに大人の遊びだ。
朝7時にとある高校の運動場横にある登山道に到着。そこで偶然すれ違った部活の朝練途中の女子高生とあいさつを交わす。クリっとした猫目のとても可愛い女の子だったので、なんだか今日一日良いことありそう!なんてご機嫌になる。
いつもは携帯するだけで、あまり出番のないトレッキングポールを出して足を温存しながら長い距離の備える。また、それだけ歩くとさすがに靴の中が蒸れて足の皮がふやけるので、休憩の度に靴を脱いで足を乾かして、靴擦れを起こさないように注意する。