ハイキング(4)
落ち葉で埋め尽くされたふさふさの山道を歩き、道端のお地蔵さんに手を合わせ、時々木々の切れ間から開けるわが町の眺望を俯瞰する。自分で握ったお握りを頬張りながら地図を開いて現在地とルートをを確認する。
予定のコースタイムから少し早いペースで歩いていたものの、最後の下りでは足に踏ん張りがきかずにペースダウン。気を抜いたら急な斜面を転げ落ちていきそうで怖かった。慎重に慎重に下っていると予想以上に時間を食ってしまい、結局日が暮れる寸前での下山となるが、ひとまずほっと胸をなでおろす。
この日は一日、裏山に遊んでもらった。