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旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

ふらふら直島(7)

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#2432

フェリーの中から、薄汚れた窓越しに最後の一枚。
時刻は16時を少し回ったころだというのに、窓の外では夕日が沈みかけていた。

「冬は日が暮れるのが早いねぇ。これが夏だったら、もう一本フェリーを遅らせてゆっくりしていけるのにな。」
僕の隣で、後輩も窓の外を見ながら少し残念そうに言った。

ファインダーから目を離して辺りを見渡すと、朝のフェリーで見かけた顔がちらほら。
乗船客の殆ども、やはり目を細めて、瀬戸内海の夕日を見ていた。

ふらふら、直島(了)


RICOH GXR/ズイコー35ミリ
香川・直島 2014.12

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