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旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

ルンルン

Posted by yasu1995 on   2 comments   0 trackback

#2493

以前の職場に、「最近、カメラ始めたんです。」という後輩女子がいた。
生真面目で思い込んだらどこまでも突っ走る性格の彼女は、父親が使わなくなったカメラを譲り受けて、すぐに写真教室に入会したのだそうだ。
入会したのはいいが、そのカメラの使い方がわからないと言う。

「一度そのカメラ見せてよ。」

と気軽な気持ちで言ったのがそもそもの間違い。

次の日に彼女が持ってきたのはC社のハイエンドクラスにLレンズ。小心者の僕は恐る恐るそれを手に取り、使い方を説明した記憶がある。

次に彼女が言い出したのは僕の写真を見せてほしいとの事だった。
そこで一般受けしそうな写真を何枚か選び、その中に僕が好きで撮っている、本当に見てほしい写真(上のような意味の分からない写真だと思ってもらっていいです。)を少しだけ混ぜてみた。これが決定的な大間違い。

写真を見た彼女の反応は、僕が思っていた通りで、教科書通りの逆光のふんわりハイキー写真やコントラストのきつい写真にすごく食いついていたのだけど、上のような写真を見ると「これは何に惹かれてどういう意味で、気持ちで撮ったのですか?」と怖いくらいに真面目な顔で聞いてくる。

「い、意味?なんだろうね~。ほ、ほら、金村修も言ってるじゃないか、写真は反射神経ですから、難しく考えずに気になればとりあえず撮ればいいですよ、って・・・。」なんて言ってみても生真面目で、まして金村修を知らない彼女に通じるわけもなく、延々と写真に対する質問を浴びせかけられる。
そのうち、僕と彼女の周りに職場の人間が集まりだして、その人たちの前で、その意味の分からない写真について説明を求められるという拷問を受ける羽目になった。

その後、2年間、同じような拷問を受けながら過ごす羽目になった。(見せなきゃいいんですけどね、でも写真は人に見せないと写真として成立しない気がするので・・・。)

今は僕も彼女もその職場を離れ、その後は殆ど会っていないが、年賀状の交換は続けている。
年賀状というよりは写真の交換のようなもので、彼女の写真は、PCのデスクトップの背景にしたいくらい綺麗な写真になっているのだけど、相変わらず、僕の写真はこんな感じのままなのです。


OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ
滋賀・大津 2015.1

Comment

ケンケン says... ""
なかなか手際い方ですね(笑)
撮りたいもの、憧れる作風なんて人様々
全てが一致する事等ないんでしょうね
好きなものを撮る、好きな構図で撮る・・・・それが楽しいと思います
2015.01.27 23:23 | URL | #rolxWucI [edit]
yasu1995 says... "Re: タイトルなし"
ケンケンさん、コメントありがとうございます。

なかなか手強い方でした(苦笑)
お互いの写真を見せあうことでいい刺激にはなっていました。

楽しむことがまず一番ですよね。
その上で、もう一歩、何かに近づければな・・・と思うのですが、難しいです。
2015.01.30 21:59 | URL | #- [edit]

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