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能登半島に行ってきました。その7

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日が沈んだ直後。上大沢から大沢へと向かう途中にあるアタケ岬付近では、日本海側から強い風が吹き付けていた。
僕はその中で、何回も何回もシャッターを切った。

「この状況ではたぶん撮れないだろう。」と思っていたんだけど、カメラの進歩は留まるところを知らないらしい。
光量不足の状況下でもすべての写真に確実にピントがきていて、また、ブレた写真は一枚もなかった。
手持ちの望遠300ミリ、SS1/15。これでブレないなんて一昔前ならあり得ない話だ。

それだけではなく、この日は晴れたり曇ったり、小雨やあられが降ったりと気ままな天気だっだけれど、防滴防塵のカメラはそれらをものともせず、能登半島の景色を写し撮ってくれた。

今回は車での旅だったが、元々は天候に左右されやすいオートバイでの旅が多い僕にとって、このカメラがこの先、心強い相棒になってくれる事を確信せずにいられなかった。

海岸線を抜け、国道に合流すると輪島市内。さっきまでの寂しい景色から一転、賑やかな街通りを走る。
立ち寄ったスーパーで惣菜物とインスタントラーメンを買う。

その後は輪島から白米の千枚田まで走って、道の駅に駐車。今晩は車中泊だ。

車内で一人、質素な食事を済ませてトイレで歯磨きと洗面をすます。
後部座席を前向きに倒して床に埋め込むとフラットに荷台とつながって、就寝スペースの出来上がりだ。そこに寝袋をひいて包まる。そして目を閉じる。

道の駅には時々車が入ってきては、また去っていく。
売店の営業時間が終わり店の灯りが消えると、辺りは真っ暗になって、訪れる車の数は格段に減っていく。

そんなあたりの様子を寝袋の中からずっと伺っていた。視覚を遮断すると他の感覚が鋭くなるのだろうか。疲れているのに思考が停止してくれない。

その道の駅は海沿いにあったので、ずっと波の音が止むことがなく、それは「ドドド・・・」と岸壁を叩いてはスーッと引いていく。
目を閉じていると、波が岸壁と弾けた後に訪れる静けさが、僕を暗く深い海の中に引きずり込んでいくような気がして、落ち着かない夜だった。

能登半島に行ってきました。(了)


OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ・40-150ミリ
石川・輪島市 2015.1

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