FC2ブログ

旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

瀬戸内の海道を巡ってきました。その8

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3430

面河渓に向かう途中、久万高原の集落の食堂で昼食をとる。
食堂はおばぁちゃんが一人で切り盛りしている様子で、店内は僕とおばぁちゃんだけ。
注文した肉うどんが来るまで、テーブルに置いてあった稲荷ずしを二つ貰って小腹を満たす。

#3431

食後のデザートにとポポーと言う果物を貰った。

#3432

表皮を剥くと中から黄色い果実が出てきて、それを食べる。どろっとしていて味はバナナに近いがちょっと酸味が強く、大粒の種が出てくる。
ポポーは9月から収穫の時期を迎えるが、収穫後の熟変が早く流通が困難な為、スーパーなどの店頭に並ぶことはないのだとか。

「種を植えると庭で栽培できるよ。」とおばぁちゃんから数個、分けてもらった。
僕はそれを大切にタオルにくるんでタンクバッグに仕舞い込んだ。

おばぁちゃんは暇していたのか、色々話しかけてくれるので小一時間ほど滞在。
僕がここに来る途中にひきかけたアライグマをスリムにしたような生き物はハクビシンだと教えてくれた。

#3433

面河川と並走するように走る国道494号線を北上し、面河渓、石鎚山スカイラインを目指す。
国道わきのたわたに実った黄金色の稲が景色を彩っていた。

#3434

旅の最終目的地、石鎚山スカイライン~瓶が森林道を走る前に面河渓に立ち寄る。
素掘りのトンネルをいくつもぬけて面河渓。

#3435

面河渓は緑が濃く、水も清い。
紅葉の時期はこの渓谷自体が真っ赤に燃え上がるのだと思う。



#3436

石鎚山スカイラインは展望も開けず、期待外れ。
瓶が森林道へとスイッチ。

#3437

瓶が森林道は標高1000m以上の山岳道路。
9月に入ったばかりだというのに、ライダースを着ていても寒い。
隈笹も一杯。

#3438

#3439

#3440

途中、瓶が森や伊予富士などの山頂が顔をだす。
最高地点付近は非常に道が細く、カーブがきついのだけど、時折、視界が開けると、道は山肌にへばりつくようにどこまでも伸びていて、その上には、すでに高くなった秋の空と何とも形容しがたい雲が広がっていた。

僕は先と同じように、やっぱりウハウハ恵比須顔で、「うぉー!」だか「うひょー!」だか、よくわからない歓喜の声を上げながら、瓶が森林道を走り抜けた。


瀬戸内の海道を巡ってきました。(了)




OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://yasu1995.blog.fc2.com/tb.php/669-84a1da2f