旅とカメラとオートバイと

旅の悦楽

僕にとって旅とは悦楽だ。通信機器、移動手段が著しく発達した現代において、もう旅なんて呼び方は大げさなのかもしれない。それでも金泉寺や仁摩で出会ったおじさん達、長岳寺で僕の足元から離れようとしなかった野良猫、桜島フェリーの上で、少女と交わした視線。彼らと共有した時間は僕だけのものだ。もしかしたら誰が一度物語を完結させたのかもしれないその場所で、再び僕らが繰り広げるそれそのものが、僕にとっての「旅の悦楽」なのであります。

冬のオートバイ

Posted by yasu1995 on   0 comments   0 trackback

#3788

いくら重ね着をしても遮る事の出来ない冬の冷気。止まらない体の震え。
末梢血管が収縮して血の流れが悪くなり、冷たくかじかむ指先。
頻回に催す尿意。

太陽が顔を出すと、いつも以上に感じる背中の暖かさと陽の光のありがたさ、清々しい程に凛とした空気。
快晴の下、静かな漁村の防波堤に腰掛けて眺める冬の海。
道端の自販機でホットの缶コーヒーを買って煙草を一本。僕の行先はあの冠雪した山々の向こうにあって、まだまだ走らなければならない事への疲労感と、その向こうの景色に何かを期待し、逸る心。

その全てが僕の五感を刺激し、普段より濃密に感じる時間。
オートバイでの旅の良さはここにある。特に過酷な冬は特別。

冬でもオートバイ、冬だからこそオートバイ。



OLYMPUS OM-D EM-1/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

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